浴室ではのんびりと、リラックスして過ごしたいと誰しも思うものですね。年を重ねてくると体力が落ちて行動範囲が次第に制限されるため、お風呂場でゆっくり気分転換することをとりわけ大切にしている方もおられます。ただ足をのばすことができないほど浴槽が狭かったり、浴室のタイルに滑りやすい材質のものが使われている場合、お風呂で心地よく過ごすということはなかなか難しいようです。それで安全かつ快適に入浴することを考えてリフォームを計画する人が近年特に増加しています。

リフォームをする人の大半は、浴室や浴槽を広々と使えるようにしたい、という希望からユニットバスを注文しています。ユニットバスのサイズは0.75坪から1.5坪まであり、特に人気なのは体を洗うスペースが十分に確保できる1坪タイプで、家族の人数が多い人からは1.25坪タイプが選ばれています。多くのケースでは浴室の入り口に折り戸の代わりに引き戸が付けられ、これによってより広い洗い場のスペースが確保できると同時に、入口の幅が広く確保できるため車いすで入浴する場合にも脱衣所からの移動をスムーズに行うことができます。

また浴槽の高さを設定しやすく、浴槽のふちにバスボードを設置することも容易なため、またぐときにバランスを崩して怪我をする、という危険性が少なくなります。さらにより広いスペースを確保できるという利点を生かして、除湿乾燥機を設置して洗濯物を乾かすために利用する人もいます。