- 子供が独立したら部屋はどう使う?
- 2015.12.26 リノベーション
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子供が立派に成長し、やがて一人の大人として巣立っていく姿を見るのは、親にとって誇らしく感じると同時に、さびしく感じる瞬間でもあります。実際、子供が独立した後は多くの親が「家が広すぎて、もてあましている」と感じるようです。衛生面や治安の面から考えても、使われなくなった部屋を手つかずで放っておくのは望ましくありません。それで部屋を有効活用を目指して多くの人がリフォームを選択します。
核家族化が進む昨今では、独立した子供は結婚して実家に戻るのではなく、マイホームを建設して自分の家庭を持つケースが大半です。そのため実家の部屋はずっと空きが続くことになります。それでリフォームの希望者からは、不要な部屋を取り除いて家をコンパクトにしたい、という注文が多くなっています。特に2階建て住宅を平屋にして、夫婦二人で快適に暮らすための改築が目立っています。
一方で、子供が使っていた部屋の内装を変えて、夫婦それぞれが趣味を楽しむ部屋にリフォームしたパターンもあります。また、子供の帰省や孫たちが遊びに来た時のことを考えてリビングを拡張したり、広いダイニングキッチンに造り替えた人もいます。壁を取り除いてカーテンなどで仕切りをしておき、多数の来客があった時には仕切りを外せばすぐに広いスペースが確保できるようにしたケースもあります。こうした大規模なリフォームをする際には、さらに先を見据えて段差解消や断熱などのバリアフリー対策をも同時に行っておくことが勧められています。