- 目視点検だけで対処の後回しは危険!
- 2016.02.17 太陽光発電
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太陽光パネルの点検を行う際に、目で見て異常の有無を確認する目視点検がまず行われます。目視点検はモジュールの破損や不具合、接続箱や昇圧ユニットの端子台のネジの緩みや配線の不具合、サビなどの汚れや破損の有無、パワーコンディショナーの配線の不具合や異常音、振動、異臭や汚れの有無など太陽光発電システムの機器を順番にチェックしていきます。目視点検で異常が見られたら、通常は修理や交換などの処置がとられます。しかし、場合によっては修理や交換などに費用がかかることもあります。設置のために既に初期費用が結構かかっているし、しばらくは様子を見ようと対処を後回しにするという人もいますよね。
また太陽光発電システムはメンテンアンスフリーという情報を鵜呑みにしていると、異常といっても大したことがないと思われがちです。実際に異常の程度が軽ければ急激に発電量が減少したり、機器が故障して機能しなくなるということもないかもしれません。しかし、一部の部品交換など少しの修理を後回しにしてしまったせいで、機器をまるごと交換しなければならなくなったり、他の機器まで故障してしまうという最悪の結果になる場合もあります。目視点検は太陽光発電システムの異常を早期に発見する、最も手早い点検方法ですが、肝心なのはその後の対処の仕方です。太陽光発電システムは故障が少ない、耐久性に富んだ装置ですが、異常を感知すればそのままにしておいて自然に収まるというわけではありません。目視点検を受けて異常があれば、すぐに修理の手配してもらうなど早めに対処しておくことが大事です。