- 初期費用がかかり、発電量も不安定なのが難点
- 2016.03.24 太陽光発電
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太陽光発電は単純に儲かる、設置さえしてしまえば後は放置しておいても勝手に収入になるとよく言われます。確かに当てはまるのですが、確実に収益になるというわけではない部分もあるのでしっかり理解しておくことが大事です。太陽光発電の導入を考える上で、設置費用がどのくらいかかるかは気になるところです。システムには、太陽の光を受けるパネルの他に発電した直流電気を一箇所に集める接続箱、集めた電気を家庭で使えるように交流電気に切り替えるパワーコンディショナー、交流電気を家庭内へ送る分電盤、そして売った電気と買った電気の量をモニター表示する電力量計の5つの発電系統連携システムが必要となります。
一般的な住宅で必要な初期費用は2015年時点では、1KWあたりの費用が41万円位かかるとして、以前よりは安くはなってはいますが、全体では150万から180万円位が相場となっています。もちろん、設置するパネルの枚数やシステムの容量によって違いはあります。また、居住地の自治体によっては補助金を出しているところもあるので、地域によってはもう少し安くなる可能性もあります。
また、太陽光発電システムは発電量は晴天が続いたり夏なら多いし、雨や曇り、太陽の光が弱い冬は少ないなど天気や季節に左右されてしまいます。また寒い地域では少なく、暑い地域では多いなどお住まいの地域よっても差が生じます。今年発電量が多かったといっても、来年は天候不順で発電量が減る可能性もあり、発電量は不安定だということも心得ておく必要があります。