- 節水タイプのトイレに交換するときの注意点
- 2016.09.26 トイレ, リノベーション
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お客様から、節水型の洋式トイレに変更したいと要望が多くあります。
おおよそですが、
1990年代の洋式トイレですと、1回の流量が、大で15L前後の水が使われます。
それ以前の、水を流すレバーに大小の区分けのない洋式トイレですと、20L前後の水が使われていました。
最近では1回に流す水の量が、6Lとか5L未満のトイレもあります。
この時、節水型のトイレに交換したいとの要望を沢山伺いますが、ここが単純にはいかないのでご注意を。
そもそも、排泄物を流すために必要な水をです。
この水を少なくするとはどういうことか???
流す水を少なくすることですから、流す力は弱くなります。
この力が弱くなっても流れるかどうかを、きちんと検討してください。
特に、戸建て住宅の場合、
- トイレの設置位置が、浄化槽や公共下水までの距離がある。
- 汚水配管が床下をとおっている。
- 過去にトイレがつまってしまったことがある。
上記のひとつでも当てはまる場合、ほどほどの節水機能にしておくほうが良いです。
配管が詰まってしまった場合、最悪のパターンでは
2階のトイレが便器から水漏れして
1階まで水浸しになってしまうことも。。。
なにも考えず、「節水トイレは流す水の量が少ないからお得ですよ。」という営業には
「途中で配管がつまったりしない?」と聞いてみてください。
「問題ないですよ。大丈夫ですよ。」と即答する人は事実を知らない可能性が非常に高いので
避けたほうが無難です。
検討します。といって帰ってもらいましょう。
プロなら、配管経路と勾配が、
気にならないはずがありません。
必ず調べることです。。
節水型トイレは、省エネの一環として普及してきました。
しかし省エネのためにトイレが詰まってしまっては元も子もありません。
つまりを直してもらうのにお金がかかっては、
家計にやさしくない省エネになってしまいます。
わからないことがあったら、どんな小さなことでも聞いてください。
水回りのプロから勧められるトイレの秘密をお伝えできます。